★やり方★

子どもと向かい合って立ち、両手を握ります。子どもの手首を下からつかみます（手のひら同士で手をつなぐのは危険）。足は軽く開いたほうが安定はいいけれど、できれば、揃えておいたほうが子どもが登りやすい。

両膝を軽く曲げ（最初は、90度近く曲げたほうが子どもが登りやすい）、子どもを膝に登らせます。

そのまま、膝から太股、おなか、胸と子どもに登っていかせます。子どもの手首をつかんでいる両手は、子どもが登りやすい高さに上げていきます。子どもが小さくて軽い間は、両手で引っ張り上げるようにしてやると、やり方を簡単に覚えるでしょう。子どもが胸を登っている間は、なるべく胸を反らしてやったほうがいいと思います。

最後は、両肩の上に子どもが立つところまで登れます。

あとは、適宜降ろしてあげてください。

自分で高みに登ったと思うせいか、とっても喜びます。

★注意点★

胸くらいまでは大人のコントロールがききますし、万が一、足がすべったりしても、手で空中にぶら下げて支えることができます。でも、肩に立っている状態までいくとコントロール不能でかなり不安定になります。特に大人の背中側に落ちられると、支える方法がありません。

子どもが小さい間は、おなかまでとか胸までの高さに留めておいたいいでしょう。

子どもの腕を下からつかんでおく最大の理由は、子どもが足を滑らせたりしたときに支えられるからです。手のひら同士で手をつないでいて、子どもが手を開いてしまうと、支えようがなくなります。また、最後の高くなった状態でも支えやすいという理由もあります。

天井が高めなら、室内でもできます。振り回すものではないので、頭がつかえたところまででやめればいいわけです。