制限事項・注意事項

なるべくシンプルにしてあることもあって、多少、制限事項・注意事項があります。

利用言語

説明や画面などは、基本的に、「英語←→日本語」を念頭に作ってあります。下記のような制限はありますが、他の言語で利用することは可能です。適宜、読み替えてください。

基本的に、↓という形式の用語セットを使うことを前提に作ってあります。

1列目が英語で2列目が日本語である必要は必ずしもありません。ただし、1列目→2列目の置換と2列目→1列目の置換では、若干、機能が異なります。日本語側に登録した言語から英語側に登録した言語への一括置換では用語集にある用語のみが置換されます。たとえば、「abc def」という用語が日本語側に登録されていても、「abc-def」は置換されません。語尾変化などにも対応していません。

英日方向の語尾変化対応は、英語用として「子音＋y→ies」「s、es付加」も置換するという機能です。他言語の語尾変化には対応していません。

Visual Basic版では2バイト文字を使う言語を英語側に登録するのは危険でしたが、その制限はなくなりました。

なお、サブ拡張子は「eng」と「jpn」固定です。他言語で使われる方には申し訳ありませんが、あしからずご了承ください。

一括置換の限界

SimplyTermsの核である一括置換にも、いろいろと限界があります。

手法の限界

一番大きな限界は、用語集による一括置換に関する注意点にも書いた、↓です。

• 文脈によって大きく変化する用語を用語集に登録しておくと、誤訳につながる

このような副作用を避けるため、基本的に、以下のような用語だけを登録することをお勧めします。

• 専門用語
• 固有名詞
• クライアント固有の用語

これ以外の用語は慎重に取り扱ってください。また、訳していてどうも文脈に合わないと思ったら、必ず、原文に戻って考えてください。

処理の限界

一括置換処理時に、重複による問題がなるべく少ない順番に並べ替えてから置換していますが、以下のようなケースでは、正しく置換されません。（「用語集」→「用語集のフォーマット」→「詳細」参照）

このような登録があった場合、AtoZソートで上に来るほうだけが置換され（このケースでは「aaa bbb」→「あいうえお」）、もう一方は置換できずに残ります。